給湯器の号数とは?選び方の基本
給湯器の「号数」とは、1分間に25℃の温度上昇をさせることができる水の量(リットル)を表します。たとえば16号は毎分16リットル、24号は毎分24リットルの水を一定温度まで加熱できます。一般家庭で最も普及しているのは16号・20号・24号で、家族の人数と使い方に合わせて選ぶことが重要です。目安としては、1〜2人暮らしでシャワーのみの使用なら16号、2〜3人家族で浴槽も使う場合は20号、4人以上の家族やキッチン・浴室・洗面台を同時使用する場合は24号が適切とされています。号数が小さすぎると、複数箇所で同時にお湯を使ったときに水温が下がったり、湯量が足りなくなったりします。逆に大きすぎると無駄なエネルギー消費につながります。
給湯器の種類と特徴
給湯器にはいくつかの種類があります。最も一般的な「ガス給湯器」は給湯専用・追い炊き機能付き・暖房一体型の3タイプに分かれます。追い炊き機能付き(ふろ給湯器)は浴槽のお湯を保温・再加熱できるため、ゆっくり入浴したい家庭に向いています。「エコジョーズ」はガス給湯器の省エネ型で、排気熱を回収して再利用することで従来比約15〜20%のガス代削減が見込めます。初期費用は通常の給湯器より1〜3万円程度高くなりますが、ランニングコストで回収できます。「電気給湯器(エコキュート)」は夜間の安価な電力を使って湯を沸かし保温するタイプです。光熱費は抑えられますが、本体が大きく設置スペースが必要で、初期費用(40〜70万円程度)が高い点が特徴です。
給湯器の寿命と交換のタイミング
一般的な給湯器の寿命は10〜15年とされています。メーカーの部品保有期間も10〜15年であるため、それ以上使い続けると修理部品の調達が困難になります。以下のサインが現れたら交換を検討しましょう。設定温度よりお湯が熱すぎる・冬の温度が不安定になったりする場合は、センサーや制御系の劣化が疑われます。エラーコードが頻繁に出るようになった場合も、内部部品の劣化が進んでいるサインです。点火時に異音(バン・ゴン等)がする場合は、バーナーやイグナイターの不具合の可能性があります。異臭(ガス臭・焦げ臭)は即刻使用を停止して業者に連絡が必要です。修理を繰り返している場合は、部品代と工賃が積み重なるため、新品への交換がトータルコスト的に有利になります。
給湯器交換の費用の目安
給湯器の交換費用は、本体の種類・号数・設置条件によって異なります。一般的な目安は以下のとおりです。ガス給湯器(16〜24号・給湯専用)は本体+工事費で8万〜20万円程度、追い炊き機能付きは12万〜25万円程度が相場です。エコジョーズは通常より1〜3万円程度高くなります。エコキュートは本体・工事費込みで40万〜70万円が目安です。同じ号数・タイプへの交換であれば工事が最もシンプルで費用も抑えられます。号数アップや燃料種類の変更(ガスから電気等)を行う場合は追加工事が必要です。見積りを複数業者から取り、費用の内訳(本体代・工事費・廃棄処分費)を比較することをおすすめします。
給湯器の設置と工事の流れ
ガス給湯器の交換工事は一般的に半日〜1日で完了します。まず古い給湯器を取り外し、新しい給湯器を設置します。給水管・給湯管の接続、ガス管の接続(ガス工事は資格者のみ)、電気配線(コンセント接続)、試運転の順で進みます。設置後は試運転を行い、各箇所のお湯の出方・温度・異常の有無を確認します。業者による取扱い説明(リモコン操作・追い炊き方法等)も含めて完了となります。給湯器の設置にはガス工事士資格(ガス管の接続)が必要です。必ず資格を持った業者に依頼しましょう。森工業では給湯器の選定相談から施工・アフターフォローまで一貫して承っております。
この記事をシェア