
浄水器・整水器が注目される背景
近年、水道水の安全性や品質に対する意識が高まり、家庭や飲食店での浄水器・整水器の導入が広がっています。特に宮城県を含む東北地方では、2011年の東日本大震災以降に水道インフラの重要性が再認識され、平常時の水質管理への関心が高まりました。水道水は厚生労働省の水質基準を満たしていますが、塩素臭が気になる方、ミネラルバランスにこだわりたい方、あるいは飲食店として水の品質を料理やコーヒーに活かしたい方にとって、浄水器・整水器は生活の質を高める重要な設備です。一方で「どの製品を選べばよいかわからない」「設置工事はどこに頼めばよいか」というご質問も多くいただきます。本コラムでは、配管工事の専門業者の立場から、浄水器・整水器の種類と選び方、設置工事のポイントをわかりやすく解説します。
浄水器の主な種類と特徴

浄水器には設置方法や浄水方式によって複数の種類があります。主な種類とその特徴・費用の目安は次のとおりです。
| 種類 | 特徴・費用の目安 |
|---|---|
| 蛇口直結型 | 最も手軽なタイプ。蛇口の先端に取り付けるタイプで工事不要のものが多く、初期費用は5,000〜15,000円程度。ただし流量が制限されること、フィルター交換頻度が高い(2〜4ヶ月に1回程度)点が難点 |
| 据え置き型 | シンク上に本体を置いて蛇口とホースで接続するタイプ。フィルター容量が比較的大きく、交換頻度は半年〜1年に1回程度のものが主流 |
| アンダーシンク型(ビルトイン型) | 本格的な浄水を求める場合におすすめのタイプ。シンク下のキャビネット内に本体を設置し、専用水栓を取り付ける。見た目がすっきりし容量も大きいため、家族の多い家庭や飲食店に適している。設置には配管工事が必要 |
| 逆浸透膜(RO)浄水器 | 0.0001マイクロメートルの微細な膜でほぼすべての不純物を除去する高機能タイプ。ミネラルウォーター同等の水質を自宅で得られるが、1台あたり50,000〜200,000円程度の費用がかかる |
整水器(電解水素水生成器)との違い
整水器は、電気分解によって水をアルカリ性の「電解水素水」と酸性水に分けて生成する機器です。アルカリ性電解水は飲用として、酸性水は洗浄用として活用できます。浄水機能と整水機能を兼ね備えた製品が多く、本体価格は100,000〜400,000円程度です。「アルカリイオン水は健康に良い」とされていますが、医学的な効能については「胃もたれ・消化不良への効果」のみ消費者庁が認めており、過大な健康効果を謳った広告には注意が必要です。整水器もアンダーシンク型の場合は配管工事が必要です。選ぶ際は、浄水のみが目的か整水機能も必要かを事前に整理してから検討するとよいでしょう。なお、飲食店でコーヒーや料理の水質を重視する場合は、RO浄水器を選ぶケースが増えています。水のTDS(総溶解固形物量)を細かくコントロールできるため、スペシャルティコーヒー店やラーメン店での導入が特に進んでいます。
アンダーシンク型浄水器の設置工事と費用
アンダーシンク型の設置工事では、以下の作業が発生します。
工事時間は標準的なケースで1〜2時間程度です。費用の目安は、設置のみ(機器持込の場合)で15,000〜30,000円程度です。機器の購入と工事をセットで依頼した場合は、機器代込みで50,000〜250,000円程度となります。キッチンによっては既存の止水栓の位置や分岐の取り回しで追加作業が必要になることがあるため、事前の現地確認が重要です。また、既存の蛇口を「浄水切替機能付き混合水栓」に交換する方法もあります。シングルレバーの混合水栓に浄水機能を内蔵したタイプで、デザイン性が高く人気です。この場合は水栓本体(30,000〜80,000円程度)と取替工事費(10,000〜20,000円程度)がかかります。
設置工事を専門業者に依頼する理由
浄水器の設置は「DIYで可能」と書かれた製品も多くありますが、アンダーシンク型やRO浄水器の設置には配管工事の知識が必要です。誤った分岐方法や接続では、将来的な水漏れの原因になります。また、既存の配管状態(老朽化・水垢の付着など)を同時に確認できるのも、専門業者に依頼する大きなメリットです。「浄水器を取り付けようとしてシンク下を開けたら配管が腐食していた」というケースは珍しくありません。早期発見により大きなトラブルを未然に防ぐことができます。森工業では、浄水器・整水器の設置工事はもちろん、既存配管の状態確認も含めたトータルサポートを提供しています。「どの機種を選べばよいか」という相談段階からお気軽にお声がけください。宮城県内全域に対応しており、お見積りは無料です。
まとめ:目的と予算に合った浄水器選びを
浄水器・整水器は、目的(塩素除去のみ/ミネラル調整/健康志向)と設置場所、予算によって最適な製品が異なります。蛇口直結型は手軽さを重視する方に、アンダーシンク型・RO浄水器は本格的な水質改善を求める方に向いています。設置工事が必要な機種は、配管の知識を持つ専門業者へ依頼することで、漏水トラブルのリスクを避けながら既存配管の状態も同時に確認できます。店舗・施設の水質が気になる方は、ぜひ一度ご相談ください。
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