
漏水発生時に慌てないための基本知識
漏水が発生した際は、状況に応じて管理会社・保険会社・修理業者など複数の関係者への連絡が必要になります。しかし「誰にまず連絡すべきか」「どの順番で動けばよいか」がわからず、現場で混乱してしまうケースが少なくありません。
このガイドでは漏水発生から保険申請完了までの流れを段階的に解説します。
フェーズ1:漏水直後の対応(発生から1〜2時間以内)

最優先:水を止める
漏水が確認されたら、まず水を止めることを最優先します。
電気設備への水の浸入に注意
漏水が電気設備(コンセント・分電盤)の近くに達している場合は感電のリスクがあります。必要に応じてブレーカーを落としてください。
被害状況の記録(写真撮影)
修理前に被害箇所を写真・動画で記録しておきます。保険申請や示談交渉の際の重要な証拠になります。
フェーズ2:関係者への連絡(1日以内)
優先連絡先:管理会社または管理組合
管理会社が指定する業者への修理依頼を先に確認することが重要です。自己判断で業者を手配すると、後から費用負担をめぐるトラブルが生じることがあります。
確認事項:
- 漏水の原因が共用部分か専有部分かの確認依頼
- 管理会社指定の対応業者の有無
- 緊急対応(夜間・休日対応)の可否
- 上階への連絡・立ち入り調査の調整依頼
戸建て住宅の場合
管理会社が間に入らないため、直接配管業者に連絡します。同時に加入している火災保険会社へ事故の第一報を入れておくことをお勧めします。
保険会社への連絡
火災保険(特に水濡れ特約・不測かつ突発的な事故特約)の補償対象となる可能性があります。事故発生から早めに連絡しておくことで、その後の手続きがスムーズに進みます。
連絡時に伝える情報:
- 発生日時・状況
- 損害の概要(どこが濡れたか・被害の範囲)
- 修理業者への依頼状況
フェーズ3:原因調査と損害確認(1〜7日以内)
配管業者による漏水調査
配管業者が現地調査を行い、漏水の原因・場所を特定します。調査方法には以下のようなものがあります。
原因確認書の取得
保険申請・賠償交渉に必要な「原因確認書(調査報告書)」を業者に作成してもらいます。記載すべき内容は次のとおりです。
- 漏水の原因(突発的な破損・経年劣化など)
- 漏水箇所
- 被害の範囲
損害査定
保険会社から損害査定員(アジャスター)が派遣されることもあります。その際は写真・修理見積書・原因確認書を提示します。
フェーズ4:修理工事(1〜14日)
修理の範囲と費用の確認
- 配管修理費(漏水箇所の修理)
- 内装復旧費(壁・天井・床の補修)
- 家財の損害(濡れた家具・家電など)
修理業者の選定
管理会社指定の業者がいる場合はそちらを優先します。自分で選ぶ場合は複数業者から見積もりを取得し、費用と対応スピードを比較することをお勧めします。
フェーズ5:保険申請(修理後)
必要書類の準備
- 保険金請求書(保険会社の書式)
- 被害写真(修理前に撮影したもの)
- 修理費用の領収書・請求書
- 原因確認書(配管業者作成)
- 損害状況説明書(保険会社指定の場合)
示談・賠償交渉(集合住宅の場合)
漏水が上階の入居者・オーナーの過失による場合は、損害賠償の交渉が必要になります。当事者間での直接交渉が難しい場合は、双方が加入している個人賠償責任保険(借家人賠償責任保険)の保険会社が交渉を代行してくれます。
トラブルを避けるための事前準備
入居時に確認しておくこと(賃貸の場合)
- 管理会社の緊急連絡先(夜間・休日対応の可否)
- 自分が加入する借家人賠償責任保険の内容
- 家財保険・水濡れ特約の有無
住宅オーナーとして準備しておくこと
- 火災保険の水濡れ・不測の事故特約の内容確認
- 給排水設備の台帳・定期点検記録の整備
森工業株式会社へのご相談
森工業株式会社は仙台・宮城エリアの漏水調査・修理から原因確認書の作成まで対応しています。「漏水が発生したが、どこに連絡すべきかわからない」という場合もお気軽にご相談ください。管理会社・保険会社との連携も含め、トラブルなく解決できるようサポートいたします。
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